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校務支援システム『賢者』の価格機能評判とメリット・デメリットを比較

投稿日:2026/06/29 更新日:2026/07/06

校務支援システム『賢者』の特徴

駿台グループが提供する校務支援システム

『賢者』はSATT(エスエイティーティー株式会社)が提供する校務支援システムです。

SATTは駿台予備校で有名な駿台グループの会社で、信頼がおける企業といえるでしょう。

賢者は、全国の公立・私立の高等学校で800校以上の稼動実績がある校務支援(教務支援)システムです。教職員や事務職員のみなさまが日々多くの時間を費やしている各種業務を効率化し、「生徒と向きあう時間」を増やします。

公式WEBサイト https://satt.jp/product/kenja-cloud/ より

業務の効率化によってより本質的な教育へ時間を割くことを理念としているようです。

多様な学校制度に対応した柔軟な効率化システム

賢者の特長の一つに、多様な学校制度に対応しているという点があげられます。

多様な学校制度に対応あらゆる学校制度をカバーしている汎用性の高いシステムです。教育委員会単位(統合型WEB教務システム)の導入実績も多数あります。

公式WEBサイトhttps://satt.jp/product/kenja/about.htmlより

全日制の学校はもちろん、定時制・通信制といった通学形態の違いのほか、学年制や単位制といった進級制度の違い、普通科・専門学科・総合学科といった科目・コースの違いにも対応しています。

さらには、小中高一貫や特別支援学校、国際バカロレア教育課程プログラムまで、オプションを含めて対応力の高さが特長です。

校務支援システム『賢者』の機能

日本初の指導要録の電子化対応機能

文科省に承認された指導要録の電子化対応機能が賢者にはあります。

これは平成20年度に日本で初めて対応した機能でした。

引用元:https://www.sundai-kyouken.jp/kenja/pdf/vol4.pdf

ジョー先生

今では当たり前になってきた指導要録の電子化。その先駆けが平成20年とは意外ですよね。私は自前でデータ化に取り組んでいたので、今は便利になりましたね。

誰でも簡単で使いやすい操作性

WEBブラウザ上で機能するツールのため、誰にとっても使い易いものとされています。

募集企画管理・入試処理機能

学校の説明会などのイベント参加状況や資料請求状況などを管理したり、出願候補者への資料送付状況を一元管理できます。

出願から入試・合否判定や入学手続き処理についても標準機能として搭載しています。

学籍管理・時間割履修管理機能

先生の要望に応えた、クラスの生徒の情報を管理する機能や、学習指導要領に準拠した生徒の履修情報の管理ができます。

時間割作成には省力化機能も実装しています。

出欠管理・保健管理機能

生徒の出欠状況を授業単位で入力しながら自動で判定。

健康診断や保健室の利用状況、保健日誌の管理など、保健管理帳票の出力も可能です。

ジョー先生

出欠の管理がシステム上でできると便利ですよね。電話応対が減ることで、校務に使える時間が増え、結果として児童生徒に質のいい教育が提供できるようになります。

成績・進路指導・生徒ポートフォリオ管理機能

学校ごとに異なる考査種別や評価・評定の算出方法に対応しています。

欠席と連動した警告、単位の認定機能も搭載しています。

学校事務管理・システム管理機能

卒業生の管理や各種証明書の発行、授業料の収納管理といった学校事務に必要な基本的な機能の多くを備えています。

校務支援システム『賢者』のレビューとスコアランク

実際の学校の先生600人に聞いた!本サイトオリジナルの調査を実施

校務支援システムの実態を調べるために、校務支援システムを利用したことのある実際の学校の先生600人に対してオリジナルの調査を実施しました。

【調査の概要】調査時期:2024年3月調査方法:インターネット調査対象人数:600人調査対象者:全国18歳〜69歳校務支援システムを使ったことがある学校の教員(ICT担当・経営層含む)調査対象校務支援システム:57システム

今回の『賢者』については30人の利用者のデータをもとに記事を書いています。

賢者の利用率は3.8%

賢者の利用率は調査対象の校務支援システムの中では比較的高く、38%でした。大手のベンダーであることや、公式サイトでの800校での導入実績にもあるように、ある程度の規模で使われている校務支援システムのようです。

多く使われていることはそれだけで一つの安心材料にはなりますが、実際に利用者の反応としてはどのようなものになっているのでしょうか。

次の項目から、調査結果をまとめていきます。

ユーザー満足度は56.7%

統一満足度調査では満足度は56.7%でした。

多くの先生方に使われているとはいえ、さらなる改善・アップデートによって満足度が高まっていくことに期待したいですね。

ユーザーの今後の利用意向は50.0%

今後も使いたいという利用意向は50.0%という結果でした。

今後の利用意向は導入する学校や使用する現場の教職員からすると重要な指標なので参考にしていきたいですね。

賢者のイメージの中では「使いやすい」が43.3%で最も高かった

その他のイメージ項目を集計すると、全イメージ項目の中で賢者で最も高かったのは「使いやすい」というイメージでした。

校務支援システム『賢者』の口コミレビュー

総合レビュー:現場の教員にとって欠かせない重要なシステム

現役教員の方々の直接のレビューを見ると、日々の仕事に欠かせないシステムであるという声が寄せられています。

担任をしているので、大変便利なシステムかと思います。                    

 

奈良県 56歳 公立高校教員

システムはすごいと思うが、使い勝手はまだ慣れない。ミスの有無のチェックが難しい。                    

 

栃木県 48歳 公立高校教員

生徒の定期試験の点数や成績、欠席日数などを入れる、重要なシステム                     

 

東京都 44歳 私立高校教員

成績管理 データ移行や貼り付け方がわからない                     

 

青森県 47歳 公立高校教員

ジョー先生

成績の管理など、上手に使えばとても便利な機能。先生によって使い方に差が出てしまうのが現場のあるあるですよね。PC操作が苦手な人でも使えるようにサポートがしっかりしているシステムを選びたいですね。

良いレビュー:タイムリーさやPC・エクセルでの使い勝手が評価

良いレビューを分析すると、やり取りや欠席確認がタイムリーにできることや、環境を問わずに自由にアクセスできること、エクセルデータとの連携のしやすさを評価する声がありました。

教員間でのやり取りも簡単にできる      

 

千葉県 59歳 私立中学教員             

欠課時数がタイムリーにわかる       

 

京都府 60歳 公立高校教員             

エクセルで貼り付けができる                     

 

大阪府 39歳 私立高校教員

どのパソコンからもアクセスできるところ        

 

東京都 44歳 私立高校教員             

改善レビュー:分かりづらいところや扱いづらいところも

ネガティブなレビューをみると、直感的にわかりにくく迷ってしまうことや読み込みなどのストレスに言及する声がありました。

どこに入力すればいいのかがわかりにくい時がある。出力したいデータが出せないことがある。                    

 

滋賀県 32歳 公立高校教員

過年度のデータが扱いづらい。                   

 

栃木県 48歳 公立高校教員

クラウドからの読み込みが甘い                    

 

京都府 51歳 私立中学教員

校務支援システム『賢者』の最新情報

2024年11月に『賢者』のクラウド版の『賢者クラウド』をリリース

「賢者クラウド」は、長年利用されてきた『賢者』をクラウド版としてリニューアルした製品です。

全国で800校以上の公立・私立高校に導入されており、13地方自治体での一括導入実績もあることから、信頼性と普及度の高さがうかがえます。

クラウド化により、サーバー設置や保守にかかる負担が不要となり、導入・維持コストを抑えながら幅広い校務機能を標準装備できる点が特長です。

学校側は初期費用を大幅に軽減できるうえ、アップデートやセキュリティ対応もクラウド経由で常に最新の状態に保たれます。

生徒の学籍情報、出欠・成績管理、通知表・指導要録・調査書の作成、保健管理、進級・卒業処理、証明書発行など、学校運営に必要な業務をほぼ網羅しています。

標準で約90種類の帳票が搭載されており、専用ツールで自由にレイアウトを調整できるため、学校ごとの運用ルールに柔軟に対応可能です。

欠席・遅刻連絡や成績表配布など、機密性の高い情報を安全にやりとりできる保護者向け連絡ツールとも連携しています。

さらに、Microsoft や Google アカウントを用いたログイン認証に対応しており、アクセス制御やセキュリティの強化も図られています。

料金は月額制で明瞭に設計されており、初期費用をゼロまたは抑えたプランも提供されています。

特にクラウド版ではサーバー管理コストが不要で、導入のハードルを下げています。

加えて、2025年度中には駿台グループの教育サービスとのさらなる連携が予定されており、校務効率化だけでなく教育支援との統合による拡張性も期待されています。

引用サイト

SATT 公式ホームページsundai.ac.jp

まとめ

賢者は多機能なシステムであるが現場で使いやすく受け入れられやすいかは疑問

賢者は大手ベンダーが提供する信頼できるシステムであり、多様な学校制度にも対応できる多機能なシステムであることがわかりました。

一方で実際に使っている教職員の方々の生の声を聞くと、改善につながるような現実的な声もありました。

賢者を導入する場合はこのような使い勝手や、サポート体制・カスタマイズ性については事前によく確認し、現場の理解やトレーニングも含めて計画していくことが望ましいと思われます。

著者紹介
ジョー先生 教員

元公立校教員で、ICT担当としての教員歴10年以上。自治体の教育研究会の情報教育部にも所属。校務支援システムは30個以上を現場で比較検討経験あり。教育関連書籍の執筆・出版経験あり